本当にお金を返すことができなくなったら?
計画的にお金を借りたはずだが、本当に返すことができなくなってしまった、という人もいるんじゃないのか?主婦の中には、病気になってしまったから返済のめどが立たないという人もいるだろうし、急にアルバイトを辞めさせられた、または給料が下がってしまったという人もいるだろう。
最初に考えていた通りに返済ができなくなってしまった場合には、どうすればいいんだ?方法がまったくない、というわけではないんだ。基本的には債務処理によって返済を減額してもらうなどの措置をとることができるのさ。債務処理には、任意整理、民事再生、それから自己破産の3種類が存在するぜ。
任意整理
任意整理とは、借り入れの総額と毎月の返済額を減額することができるという措置のことさ。例えば、100万円借りて月々5万円返さなければならないのに、総額を50万に減らして月々の返済額を2万5千円にしてもらうというものだ。もちろん極端な例だから、減額の度合いはケースバイケースだぜ。
要するに任意整理を利用すれば、返済額が少なくなるということだな。これは裁判所を利用しなくてもいいため、比較的手続きがスムーズに済むはずさ。この方法は、全額返済はきついがこれから先の返済も可能だという主婦にお勧めの方法だぜ。
民事再生
民事再生は、上記の任意整理を利用して返済額を減額したとしても返済することができない、しかし自己破産はしたくない、またはできないという人が利用する方法だぜ。例えば300万円を返済しなければならない主婦が、収入に応じて支払い可能な額を100万円と設定して3年間でそれを返済するというものさ。
これを裁判所に申し立ててOKがでれば、残りの200万円の債務が免除されるんだぜ。しかし、これは100万円か債務総額の20%かのどちらかの多いほうを3年間ですべて支払わなければならないぜ。
自己破産
自己破産は、上記の任意整理、または民事再生を行っても支払いができない人に適用される方法だぜ。しかしこの方法は、過去7年以内に免責を受けたことがない人限定だぜ。逆に言えば、免責を受けている主婦はこの自己破産という方法を選択できないということだな。
自己破産をすると、その時に持っている財産を手放さなければならないぜ。しかしその代わり、基本的には全ての借り入れの返済が不要になるのさ。そのためそれから先の収入を返済に充てなければならないということはなくなるし、その後は普通に生活することができるのさ。
債務整理後について
基本的には、債務整理をすると信用情報機関にその記録が載ることになるぜ。掲載されるのは7年間になるので、その間は新たな借り入れはできないし、クレジットカードを作ることもできなくなるのさ。
債務整理をする人はたくさんいるわけではないし一般的に良くないことだと思われているため、変な情報が飛び交っているようだな。例えば戸籍に傷がついてしまうだの海外に行けなくなってしまうだの、全く根も葉もない情報を見ることがあるぜ。確かに自己破産をすると財産は失うことになるが、そのようなことはないから安心してもらっていいぜ。
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